水槽撤去

寝室(というか自室)に水槽を置いていたんですが撤去しました。

何故かと言うと、繁殖してしまったんです、奴らが。

 

憎いトビムシ……。

羽が無いものの体の数十倍の高さまでジャンプ出来るということで飛びはしないものの跳ぶ虫、ということでトビムシ

土中のカビや腐葉土を食べ分解し、トビムシ自身は色々な昆虫に食べられることで自然界のヒエラルキーの最下層を支える、土のプランクトンとも呼ばれるトビムシ

 

地震対策になると思い、枠有り水槽を使っていました。

トビムシがその枠の裏~水面までの間で凄い繁殖をして、外部フィルターの給排水用ホースを伝って外へ出てくるという……ね。

ドジョウの飛び出し防止のためにガラス蓋をして隙間にラップをして閉鎖空間にして酸素は水草光合成+毎日の餌やりでラップを少し開ける+週2度の換水で賄う形で飼育していました。

それで問題なく1年以上過ごしていたんですが……それが逆に加湿を好むトビムシの繁殖条件を満たしてしまっていました。

 

原因を特定出来たので対策をしようとなりますが、枠有り水槽の枠が非常に邪魔な存在に一変しました。地震対策になるし、そう思うと枠があってもこれはこれで味があるじゃん?と思っていた枠だったんですがね……。

枠をどかせないので枠の裏に潜んだトビムシを完全に除去は不可能。

トビムシで検索したところデミリン発泡剤が効くとヒットしたものの減る様子が感じられず。

リセットして一度生体をバケツに移して水槽を洗って、トビムシの卵が残っている可能性を考えて完全に乾燥状態で1週間以上放置して、その間に水草はどうする?照明の場所も変えて?水草が少しでも浮いたらそこにトビムシがいる可能性がある、奴らは少しの間なら浮くし目に見えない汚れや傷跡を見つけて壁面に移動してしまうから水草が浮かないように網か何かを被せて……いやそんな状態で1週間以上水草は耐えられるのか?あとフィルターもトビムシが付いてくる原因になるから掃除して代替フィルター?etc......

トビムシが蠢く水槽を前に考え、対処方法を調べ、考え、考え、考え……出した答えが水槽撤去でした。

 

今はドジョウや青コリ、メダカやハナビといった生体を全て15リットルバケツ1つにまとめて入れてスポンジフィルターのみでリセットをするにしても簡単な状態で生体だけは維持。

他の水草や砂、外部フィルターや照明といった機材は処分となりました。

 

癒されるための趣味で、多少頭を痛めるだけなら兎も角、ストレスで胃痛が止まらなくなるまでの状態になって維持を続けるのは私には無理でした。

処分となった水草と広い水槽から小さいバケツに押し込まれる形になった生体には申し訳ない……。

爬虫・両生類を飼育する際の温湿度計の設置方法について

温度計や湿度計って吸盤タイプだと落下し易いし、両面テープだと剥がすときが面倒……という方に。

 

用意するものはネオジム磁石と強力両面テープ、後はマスキングテープ。

 

分かり易い(適当)お絵描き付きで図解。

 

まず温度計や湿度計側。

温度計の表示面から裏返して両面テープを貼り、ネオジム磁石をくっ付ける。

温度計側の磁石

 

続いて設置したい水槽側。

温湿度計を設置したい大体の場所に検討を付けたら、設置したい部分の水槽の外側にマスキングテープを貼る。そしてマスキングテープの上に両面テープを貼り、ネオジム磁石を設置。

水槽外側の磁石

 

アクアリウム界隈だと壁面の掃除にネオジム磁石で水槽外から掃除する商品が発売されており、ネオジム磁石使えば外から固定できるじゃーん!

→あれ、磁石ごとずり落ちる……と困っていた所、マスキングテープなら剥がしやすいし跡にも残り難いから両面テープとの合わせ技が強い(小並感)ということをこちらで学んだことで実現したアイデア

TP-Link「Tapo C100」を窓枠から下向きに設置してみた | New!収納教える.コム (shuno-oshieru.com)

 

 

 

 

と言っても、これを実際にやってみたのは数時間前のことなので長時間重力に耐えられるのかの実際のデータは取れていないです。テヘペロ

 

 

水槽内の栄養と水草について

園芸向けですが、参考になる面白い本を見つけて「これ水槽にも応用できるんじゃ?」という情報を得たので覚え書きしときます。

 

  1. 前提知識
    水槽で魚を飼育していると、魚の餌や排泄物によって水が汚れます。
    この水の汚れは水の中にいるバクテリアが分解することによってアンモニア等の魚に非常に有害な物質を経て、比較的害の少ない硝酸塩等の物質に変化します。
    このバクテリアが繁殖して汚れを分解してくれる所謂「こなれた水」になることが「水槽が立ち上がる」ということです。
    水槽が立ち上がると魚が水槽内で病気になったり死ぬ危険は低くなりますが、代わりに水槽内に溜まった硝酸塩等を栄養としてコケが生えて鑑賞に向かなくなります。そこで水槽に水草を入れてコケの代わりに硝酸塩等を吸収して貰おうというのがアクアリスト水草に手を出す理由の一つになるのではないでしょうか。

  2. 園芸における三大栄養素
    園芸において植物を育てるための肥料として重要な成分は窒素、リン、カリウムの3つであり、これを三大栄養素と呼びます。
    窒素は葉や茎を育てるのに必要な成分で「葉肥え」、リンは花や実付きに使われる「花肥え」や「実肥え」、カリウムは根を張るのに使われる「根肥え」とも呼ばれることがあります。
    園芸で使われる肥料には「8-8-8」という表記を目にすることがあります。これは窒素、リン、カリウムが同程度ずつ配合されている化学肥料ということになります。肥料には他にも実つきを良くするために窒素やカリウムが控えめでリン多め等、育てたい植物に併せた肥料が沢山開発販売されています。

  3. 三大栄養素と水槽の関係
    水草も植物であるので、この三大栄養素が関係してきます。
    前提知識で書いたように魚の餌や排泄物は分解されて栄養源となります。これは窒素系とリン系の栄養分ということはアクアリウム系の各種メーカーやショップのサイトで説明されています。唯一増えないカリウムですが、これは有名な水草用栄養肥料のテトラの「イニシャルスティック」、通称イニ棒の主成分がカリウムなので、根を張る水草の根本にイニ棒を埋め込むことで解消できると思われます。
    これを園芸本で得た知識に当てはめて考えると、窒素系は葉や茎の成長に使われるということで、初心者ご用達であるマツモやアナカリスを始めとした数多の水草を入れることで消費していってくれると考えられます。これで解消できるコケはアオミドロや緑ゴケあたりでしょうか。
    対してリン系はというと、花を咲かせたり実を着ける植物を入れることで消費出来ることになります。ただ室内で植えられることが多い水草では花を咲かせたり実を着ける植物はあまり聞いたことがありません。つまり水草を入れてもリンはあまり減らずに溜まっていく事になります。黒髭コケはリンを養分として育つと言われますが、普通の水草を入れても消費されないリンで育つコケだと考えると納得できますね。

  4. 溜まったリンをどうするのか
    前章で書いたように、水槽内で溜まる窒素系とリン系のうち窒素系は普通の水草で消費出来ると思われます。
    ではリン系はどうするか。花や実を着ける植物を入れるのが一番でしょうが、アクアリウム界隈で探しても中々答えが見つかりません。
    ビオトープで使われる睡蓮やホテイアオイは花が綺麗に咲きリンを消費してくれそうですが、室内に入れて育てようとしてもLEDでは日光が足りないらしく枯れたり、酷い場合は屋外で付いたアブラムシが室内で大繁殖してしまう最悪の結果を招いたことも……。後はメダカが喜ぶ水草として購入したナガバオモダカも花を咲かせる水草アクアリウム界隈ではジャイアントサジタリアという名前で売られてもいますが、枯れずにランナーで増えるものの花は咲きません。
    じゃあどうするのかと考えると、稚魚隔離用のサテライトや上部フィルターの様なものに水耕栽培用のハイドロボールを入れ花や野菜を水槽の水を使って水耕栽培をする案です。

  5. 実験中
    長々と書きましたが、「じゃあ何を水槽で育てればいいんだよ!」とお考えの方もいるかと思います。
    自分も分かりません、はい。ということで只今細々と実験中です。
    具体的に言うと、窓辺で育てているミニトマトのうち余分に出た脇芽を水槽に挿してみています。ミニトマトなら花を咲かせるのは勿論、実を着けたならリンを大量に消費するのは間違いないのでは?と期待しています。
    現在は脇芽の下部から大量に根が発根し、新しく水上部が茂ってきています。ここから花を咲かせ実を成らせてくれるのか……。

尻切れトンボで申し訳ないですが、取り敢えず書けるのはここまでになります。

ちなみに、冒頭に書いた面白い本ですが、”園芸 「コツ」の科学 植物栽培の「なぜ」がわかる”という本です。

 

 

アクアリウムの本ではなく園芸初心者向けの本なのですが、園芸の世界も非常に深いもので読むだけでも面白い内容が一杯でした。

これからベランダや家庭菜園を始めてみたいという方にも是非おすすめな一冊です。

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運営者:なめたけ五朗

初出掲載:2022年6月12日

現在の飼育環境

現在水槽で飼育している生体についての紹介です。

 

  1. 60cm水槽

    メイン水槽です。

    ・ろ過
    外部フィルター GEX メガパワー6090

    ・飼育生体
    マドジョウ
    ミクロラスボラsp.ハナビ
    コリドラス・パレアタス(通称:青コリ)

    水草
    ハイグロフィラ・ポリスペルマ
    ヤマサキカズラ(水草の島を利用し水上葉を展開させている)
    サルビニア・ククラータ

    ・ライト
    Grassy Edge262 フレッシュ

  2. 60cmスリム水槽

    水草ストック用の水槽です。

    ・ろ過
    水作エイトS 2個

    水草
    グリーンロタラ
    モスファン
    ドワーフフロッグビット
    サルビニア・ククラータ
    クロモ

    ・ライト
    アクロ TRIANGLE GROW 600(通称おにぎり)

  3. 30cmレギュラー水槽

    俗にいうS水槽ですね、近所のホームセンターでセールされていたのを見てつい買ってしまった……

    ・ろ過
    GEX サイレントフローSLIM

    ・生体
    メダカ(鉄仮面)
    ラムズホーン

    水草
    ハイグロフィラ・ポリスペルマ

 

室内で魚を飼っている水槽はこんな感じです。